コレクション: Michèle Raymond | ミッシェル・レモン
彫刻家でありセラミックアーティスト。ベルギー・ブルージュのボザール(高等美術学校)を卒業後、ミッシェル・レモンは高温で焼くテラコッタのモデリングを専門とするようになる。フランスの展示会「メゾン・エ・オブジェ」や「カルーゼル・ドゥ・ルーヴル」、フランクフルトの「フォワール・アンテルナショナル」といった海外の展示会にも多く出展。彼女が手掛けた1点もののピースは、ギャラリーでも展示される。作品は、耐火砂岩あるいは磁器から作られた彫刻である。「Sevres(セーヴル)」タイプと言われる木の窯で、1300℃の高温で火を直接当てて焼かれ、どれも一点ものだ。ミッシェル・レモンのテラコッタの裸像は、フェミニン=女性らしいクオリティーを強く讃えている。胸部、腰、腹部の丸みを帯びた豊満さそのものが既に、女神(原子母体)を象徴するものになっている。しかし、ミッシェル・彼女の美学では、より「ネオクラシック」の彫像の系統に位置している。
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