白夜の空に、花は眠らない。

深い群青に包まれた静かな夜、かすかな光をたよりに、色とりどりの花々がゆっくりと目をひらく。
赤く燃える花弁、淡く霞むピンク、朝を待ちきれないような黄の花。
夜と朝のあわいに揺れるその姿は、夢と現実の境界に咲く景色のようです。

Livia Cettiが手掛けるペーパーフラワーは、ただ花を写し取るのではなく、その花が纏う気配や記憶、光の温度までも閉じ込めています。
幼い頃から自然を見つめ続けてきた彼女の作品には、咲く瞬間の儚さと、永遠に色褪せない美しさが同時に宿ります。

白夜のなかで咲き続ける花々。
それは、終わらない夜にひそむ小さな祝福のように、静かに空間を照らします。